aune X1sGT(据え置き型DACアンプ)aune BU1(ポタアン) 比較レビュー

気になってしょうがなかったので同じauneの

・「aune X1sGT」据え置き型ヘッドホンDACアンプ
・「aune BU1」ポータブルDAC搭載ヘッドホンアンプ

どちらもPCに繋いでの比較してみました。

先に結論

X1sGTはクセがなくパワーがあり低音の豊かさ・音場の広さがあって余裕を感じる。
aune BU1は中高音寄りで女性ボーカルだけはX1sGTより良く感じる。
イヤホンで聴くにはX1sGTはパワーがあって音量調整が難しく、低音量ではギャングエラーも発生するので微妙。

 

いろいろ比較

Tripowin Olina C4-3リケーブルで。
X1sGTの方が、低音の厚みが圧倒的に良い。高音域も滑らか。ボーカルに落ち着きがある。
音の広がりが自然。分離がよくて音場が広い。
BU1も女性ボーカルは大分良くてX1sGTより少し落ち着きが無いかなって程度。
ボーカルのフォーカス具合はBU1の方がある。
BU1はその分若干少し高めの機械的な声になっているように聴こえる。

SeeAudioANOUでLINSOUL Euphrosyneで。
X1sGTの方が、音の広がりがある。ボーカルの声が自然に伸びがある。
バランス接続するとさらに音の広がりとボーカルの艶が出る。

ヘッドホンHifimanDEVAで。
X1sGTの方が音の広がりがある。音の艶めかしさもある。細部の音も聞こえやすい。
全体的にメリハリのある音になる。
ボーカルはBU1の方が近くて聴こえやすい。

その他のイヤホンはだいたい同じ印象だったので割愛。

まとめ

X1sGTの厚みがあって弾力のある低音の存在感が一聴してわかる。音場の広がり方も自然。
BU1は中高音寄りで、低音と音の広がり以外ではそれほど大きな差はない。
比べるとやや金属質な音がするかなという時がある。

音に余裕があるというのかわからないが
X1sGTは音が太くて広がりがあり、BU1は音が細く感じる。
解像感はそれほど変わらない。

両方共にボリュームをかなり絞るとギャングエラーがある。
X1sGTは音量が十分取れてボリュームを大きくできないので、ギャングエラーに悩まされやすい。
特に4.4mmバランスだとシビアなので、再生機器等でボリュームを絞る必要が出てくる時がある。

X1sGTの方が若干ウォームで、BU1の方が中高音寄りの寒色系で女性ボーカルがやや前に出るため
SeeAudioANOUで曲によってはBU1の方が女性ボーカルが綺麗に聴こえる場合がある。

 

最後に

最終的にX1sGTは、ヘッドホンでなら良いけどイヤホンで使うのは厳しいかなということに。
音は良いけど音量がとれすぎて大きめの音でないと聴けないのが辛かった。

あと思ったよりもBU1が良くて、ボーカル重視だとそちらで十分だった。
ヘッドホンのHifimanDEVAでもBU1の方がボーカルは良かったのが意外だった。

パワーのある据置型でイヤホンはなかなか難しい。
以前お試しで使ったZEN DACも同じ感じで微妙だった。
そもそも据置ならヘッドホン聴けってなるのかもしれないけど^^;

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