- 音質 4/10
サブベースにパンチがあり。その他の音は微妙。 - 女性ボーカル 3/10
特に特筆するところはなく。クリアさが足りない。 - 使い勝手 8/10
55gというコンパクトさと物理ボタンで使いやすい。またデザインが良い。小さいのに4.4mmバランス接続ができる。
概要
FIIO SNOWSKY ECHO MINIは、コンパクトなデザインと55gという軽量さが魅力の小型DAPである。しかし、音質面ではいくつかの課題があり、特にR4EVAと比較するとノイズの多さや解像度の低下が目立つ。
音質の特徴
- 全体傾向
ドンシャリ寄りの音質であるが、全体的に音の粗さが目立つ。エージングによって多少は改善されるものの、解像度の低さや音場の立体感の乏しさは残る。 - 低音域
中低域の広がりは少なめだが、サブベースには意外と重みがあり、分離も悪くない。 - 中高音域
- 女性ボーカルはややクリアだが、艶が不足し、やや荒っぽい印象。
- 高音域は強めに鳴るが、少し粗さが残る。
Bluetooth接続での比較(Shanling M0との比較)
- Shanling M0よりも寒色系の傾向。
- 高音域の解像度はやや高めだが、音の荒さは残る。
- 女性ボーカルは少しクリアに聴こえるが、繊細さには欠ける。
- ベースの重みや音場の奥行きはShanling M0の方が優位。
アンバランス接続での比較(Shanling M0との比較)
SIMGOT EW200 + NICEHCK C4-3でテストしたところ、Shanling M0の方が音のクリアさや解像度に優れ、ドンシャリ傾向も強め。
SNOWSKY ECHO MINIは全体的に音が粗く、女性ボーカルの艶やクリアさが不足している。
総評
3万前後のエントリーDAPと比べても音質面でかなり劣るが、価格を考えれば妥当な性能ではある。
最大の特徴は、小型ながらバランス接続に対応している点であり、この点に魅力を感じるなら選択肢として検討できる。