| ケーブル名 | 総合 | ボーカル | 高音 | 低音 | バランス | 解像度 | 音場 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NICEHCK RedLava 高純度熱誘導焼きなまし銅ケーブル | 8 | 9 | 8 | 8 | 9 | 8 | 8 |
サウンド特徴
女性ボーカル
前方定位と腰高な表現が特徴。J-POPやアニソンのボーカルが生き生きと再生されます。
高音域
クリアで主張しすぎないバランス。弦楽器やハイハットの質感が自然に再現されます。
低音域
控えめながら弾力性あり。重すぎないサウンドで長時間聴きやすい特性。
全体傾向
中高域を滑らかに強調。女性ボーカル主体の楽曲に最適化されています。
詳細比較
vs XINHS G88（SLIIVO SL224使用時）
G88と比べ低音域は控えめになりますが、代わりに女性ボーカルが明確に前方に定位。高音域の輪郭がより明確になり、楽器の分離感が向上します。
vs Nici HiFi AOGUANG（SLIIVO SL224使用時）
AOGUANGの落ち着いた音色に対し、RedLavaはより活発なボーカル表現が特徴。音場の広がりはAOGUANGの方が優れますが、ボーカルの立体感はRedLavaが勝ります。
vs NICEHCK AceMeteor（SIVGA Que使用時）
AceMeteorの艶やかな高音域に対し、RedLavaはより直線的なサウンド。低音域はRedLavaの方がタイトに引き締まり、リズム感が強調されます。
vs NICEHCK SilverWings（SIVGA Que使用時）
SilverWingsの解像度重視のサウンドに対し、RedLavaはより情感豊かな表現。低音に適度な弾力性が加わり、女性ボーカルに独特の艶やかさが生まれます。
総評
RedLavaはAOGUANGやAceMeteorと比べると総合的な完成度では少し劣るものの、女性ボーカルの前方定位と腰高な表現に特化した魅力があります。J-POPやアニソンなど、ボーカルを前面に押し出したい楽曲ではむしろこれらの上位モデルより好ましいサウンド特性と言えるでしょう。
外観については、ペンキを塗り重ねたような赤色が特徴的で、その大胆なカラーリングは好みが分かれるところ。これが販売面でのハンディキャップになった可能性があります。
しかし音質面では、特に以下のような方におすすめできます：
- ボーカル主体の楽曲をよく聴く方
- 中高域の滑らかさを重視する方
- 個性的なケーブルデザインを好む方
