ケーブル名 | 総合 | ボーカル | 高音 | 低音 | バランス | 解像度 | 音場 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Culemi-01 希土類パラジウムメッキ+7NOCC銀メッキパラジウムケーブル | 9 | 9 | 9 | 8 | 8 | 9 | 10 |
サウンド特徴
音場特性
圧倒的な広がり。左右だけでなく遠近感もあり、立体的な音空間を構築。
高音域
伸びやかで開放感のある特性。音の抜けが良く、遮る壁がないような自然な広がり。
女性ボーカル
クリアで前方定位が明確。高い音域の美しさが際立ち、自然な表現。
低音域
控えめながら質感重視。タイトで弾力のある低音でバランスを確保。
詳細比較
vs XINHS G88(SIVGA Que使用時)
G88と比べ低音域は柔らかく自然な広がりに。女性ボーカルはクリアで前方に定位し、高音域の音抜けが劇的に向上。音場の広がりと遠近感が圧倒的。
vs Nici HiFi-20(SIVGA Que使用時)
20の持つ低音の力強さに対し、Culemi-01は弾力性を重視。女性ボーカルのクリアさと高音域の開放感では優位で、音場の広がりが強み。
vs 付属ケーブル(NICEHCK HIMALAYA使用時)
低音域のタイトネスと中低域のすっきり感が向上。女性ボーカルは前方に定位し、高音域の金属音が適切な距離感で定位。遠近感のある音場に。
vs Trusted-50(MelodyWings Venus使用時)
低音の沈み込みと高音域の分離感が向上。女性ボーカルのクリアさと腰高な表現が特徴的で、左右への広がりが明確に。
vs Culemi-QB(SIVGA Que使用時)
QBと比べ低音は控えめになるが、女性ボーカルは落ち着いた表現に。高音域の抜けと開放感が特徴で、より自然な音場広がりを実現。
総評
Culemi-01は、圧倒的な音場の広がりと高音域の伸びを実現したケーブルです。10点評価の音場性能が示す通り、左右だけでなく遠近感も含めた立体的な音空間を構築します。
比較レビューからも明らかなように、低音の量感では他のケーブルに譲る場面もありますが、音の開放感と自然な広がりでは圧倒的な強みを発揮。特に高音域の「遮る壁がないような」音抜けの良さは、オーケストラや大規模編成の楽曲で真価を発揮します。
以下のような方に特におすすめします:
- 広大な音場と立体感を求める方
- 高音域の伸びや開放感を重視する方
- 自然な音の広がりと遠近感を好む方
「音の遠近感」と「開放感」を追求したCulemi-01は、音楽をより空間的に楽しみたい方にとって、まさに理想的な一本と言えるでしょう。特に大規模なオーケストラやライブ録音など、空間表現が重要な楽曲でその真価を発揮します。