| イヤホン | 総合 | ボーカル | 高音 | 低音 | バランス | 解像度 | 音場 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| KBEAR Tourbillon-Pro TB-PRO | 7 | 7 | 6 | 8 | 7 | 7 | 7 |
レビュー環境
ケーブル
XINHS G88(バランス)
イヤーピース
DIVINUS VELVET
DAC/AMP
FIIO K9 AKM
サウンド特徴
低音域
サブベース・ミッドベース共に量感豊か。タイトさは控えめだがブーミーではなく、少し籠もり気味の響き。
ボーカル表現
重心が低く刺さりのない聴きやすい音。主張しすぎず、温かみのある表現が特徴。
高音域・解像度
控えめで近めの音。弦楽器の高音が少し籠もり気味。解像度は標準的で過度に主張しない。
基本特性
PU+PEEK+DLC複合振動板搭載。暖色系で低音の量感が特徴。音場は低域に広がりを感じるが高域は控えめ。
イヤホン比較
vs CCZ CZ10
低音域はCZ10がタイト、TB-PROは中低域がぼわっと広がる印象。ボーカルはCZ10が前方でクリア、TB-PROは重心が低く控えめ。高音域はCZ10の方が解像度が高くクリアに聴こえる。
ケーブル交換による変化
Nici Hifi MilkyWay リケーブル時
低音域がタイトになり、女性ボーカルは少し前方化してクリアに。重心が僅かに上昇し、高音域は分離感が向上して解像度が良くなった印象に。
総評
KBEAR Tourbillon-Pro TB-PROは、PU+PEEK+DLC複合振動板を搭載した1DDイヤホンで、「豊かな低音」と「温かみのあるサウンド」を特徴とします。
CCZ CZ10との比較からも明らかなように、低音域の量感と温かみを重視したサウンドプロファイルです。高音域は控えめで刺激が少なく、全体的に落ち着いた聴き心地が特徴です。
以下のような方に特におすすめします:
- 暖色系で低音の豊かなイヤホンを探している方
- 高音域の刺激が苦手で、聴きやすい音を求める方
- 刺さりのないボーカル表現を好む方
付属ケーブルではなくXINHS G88を使用したレビューですが、リケーブルで低音のタイトさや解像度が改善されます。
