NICEHCK Engr.CuAgHYB 銅銀混合ケーブル

ケーブル名 総合 ボーカル 高音 低音 バランス 解像度 音場
NICEHCK Engr.CuAgHYB 銅銀混合ケーブル 10 10 10 9 10 10 10

サウンド特徴

ボーカル

前方定位でクリアなボーカル表現。高い音の伸びも良好。

高音域

シャープで解像感のある高音。抜けの良さと広がりを両立。

解像度

全体的に高い解像感。細かい表現まで感じやすいクリアさ。

音色

寒色系で明るい音質。全体的に音の重心が上がる傾向。

詳細比較

vs Nici HiFi-20(SIVGA Que使用時)

Nici HiFi-20と比較して低音域がわずかに控えめになるものの、沈み込みは十分。女性ボーカルは前方定位でクリアさが増し、細かい表現も感じやすくなります。高音域は抜けが良く広がりを感じ、高域中心に解像感が向上します。

vs NICEHCK Engr.Comet(SIVGA Que使用時)

Engr.Cometと比較して低音域の重みと分離感ではEngr.Cometがやや優勢。女性ボーカルは前方定位でよりクリアに、高音域も前方に出て解像感があります。Engr.Cometより少し寒色系の音質になります。

vs ivipQ A11(SIVGA Que使用時)

ivipQ A11と比較して低音域がタイトになり広がりは少なめ。女性ボーカルはわずかに前方定位で分離感とクリアさに優れ、高音域は若干シャープな印象です。

vs NICEHCK AceComet(ZiiGaat Arcanis使用時)

AceCometと比較して低音域がタイトに。女性ボーカルは前方定位でクリアさが増し、高い音の伸びも良好。高音域は解像感がありよりハッキリした音に。全体的に音の重心が上がり、寒色系の特性が強まります。

vs NICEHCK AceMeteor(ZiiGaat Arcanis使用時)

AceMeteorと比較して低音域がややタイトに。女性ボーカルはよりクリアになり、高音域はどちらも解像感があるが、より重心が高く高い音が伸びます。全体的に音の重心が上がり、明るい音質になります。

vs DAYBREAK付属ケーブル(CRINEAR DAYBREAK使用時)

付属ケーブルと比較して低音域にやや広がりが出ます(付属ケーブルの方がタイト)。女性ボーカルは前方定位でクリアさと厚みが増し、高音域はわずかに前方に出てハッキリした音になります。

vs NICEHCK AceComet(CRINEAR DAYBREAK使用時)

AceCometと比較して低音域の強さと自然な響きではAceCometがやや優勢。女性ボーカルはわずかに前方定位でクリアさに優れるが、艶感はAceCometが僅かに上回ります。高音域はシャープで抜けの良い音質で、AceCometの柔らかく優しめの音とは対照的です。

総評

NICEHCK Engr.CuAgHYBは、同社のAceCometとAceMeteorの「共通の兄」という触れ込み通り、両モデルの良さを受け継ぎながら独自の方向性を持った高次元ケーブルです。

比較レビューからも、「寒色系で明るい音質」という特性が様々なイヤホンで一貫して現れており、低音域をタイトに引き締めつつ、ボーカルのクリアさと高音域の解像度を際立たせる設計思想が窺えます。全体的に明るく前向きなサウンド特性です。

以下のような方に特におすすめします:

  • クリアで解像感の高いボーカル表現を求める方
  • 寒色系・明るい音質を好む方
  • AceComet/AceMeteorが好きなNICEHCKファン

AceCometの柔らかさともAceMeteorの特性とも一線を画した、よりクールでシャープな音質を求める方にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

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