イヤホン | 総合評価 | 女性ボーカル | 高音 | 低音 | バランス | 解像度 | 音場 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ooopusX Op.24 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 8 | 8 |
PROS
- 前に出る女性ボーカル。サ行やブレスの刺激が少なく、クリアで聴きやすい
- 低音域は重みがありつつタイトで安定感がある
- 高音域は粒立ちが良く、ハッキリとした明瞭な音
CONS
- 艶感がやや不足し、寒色系で硬さを感じる場面がある
- 音場は標準的で広がりはそこまで強くない
🎧 ドライバー構成と視聴環境
- ドライバー構成:2DD + 4BA
- 使用ケーブル:XINHS G88 バランス
- 使用イヤーピース:DIVINUS VELVET
※当個体では短時間エージングでも変化があったので、
硬さがあったり音場の広がりが足りないと思ったらエージング推奨。
🔊 音質傾向
ooopusX Op.24は、2DD+4BAを搭載したデビュー作イヤホンで、ダイヤル式のチューニングスイッチが特徴的です。
低音域は重みのあるサブベースでタイトさも備えており、全体をしっかり支えます。
女性ボーカルは前に出つつクリアで、サ行やブレスの刺激が少なく聴きやすいのが強み。ただし、艶感は控えめ。
高音域は粒立ちの良いシャープな鳴り方で、分離も良好。音が近めでハッキリと感じられます。
解像度はやや高め、音場は標準的です。
チューニングスイッチによって低音の軽さやボーカルの定位を簡単に調整でき、使い勝手が良い点も魅力です。
🎼 比較試聴
- SIVGA Que:Queは暖色系で重心が低め。解像度はQueが上。Op.24は寒色系で女性ボーカルがクリア。
- KBEAR KB02:Op.24はタイトで伸びのあるボーカル、高音域はクリア。KB02は低域とボーカルに艶がある。
- ROSESELSA Aurora Ultra:Op.24はタイトでシャープ。Auroraは柔らかく暖かみのある音。高音域はOp.24が綺麗に伸びる。
- SIMGOT EA500LM:EA500LMはボーカルの重心が高く、ブレスやサ行が強めに出る。高音域はEA500LMがよりシャープ。
🔌 リケーブル効果
- NICEHCK SnowLuna:低音がやや軽くなり、女性ボーカルに僅かに艶感が出る。高音域の粒立ちが改善。
- Culemi-01:音場が立体的に広がり、空間表現が強化される。
- NICEHCK AceComet:低音域の質感が向上し、女性ボーカルに厚みと艶が出る。高音域はマイルドになり音の広がりも増す。最も相性が良い。
📝 総評
ooopusX Op.24は、チューニングスイッチによる音作りの幅と、聴きやすい女性ボーカル表現が魅力のイヤホンです。
寒色系で艶感は控えめながらも、高音域の粒立ちと低域の安定感により、バランスの良いサウンドを楽しめます。
リケーブルによる改善幅も大きく、特にAceCometでの相性は抜群。
「簡単にチューニングを変更できる機構」と「前傾で刺さりの少ないクリアな女性ボーカル」を求める方におすすめできるモデルです。