ivipQ 10mmDDイヤホン(テスト)

モデル名 総合 ボーカル 高音 低音 バランス 解像度 音場
ivipQ 10mmシングルDD 8 8 8 9 8 8 8

提供元:IvipQ HiFI Store 様

サウンド特徴

低音域

サブベースの重みと広がりが良好。沈み込みの良さが特徴で、迫力のある低音を響かせる。

ボーカル表現

程よい距離感で自然。ブレスが聴き取りやすく、女性ボーカルはクリア。

高音域

シャープでハッキリとした輪郭が特徴。鋭いキレがあり、寒色系のクールな印象を与える。

基本特性

低音強めでバランスが取れたサウンド。解像度・音場は標準的であり、リケーブル効果が実感しやすい。

詳細比較

vs ooopusX Op.24(付属ケーブル同士比較)

低音域はivipQの方が沈み込みが良く、サブベースの質感で勝る。ボーカルはooopusXの方が前方に定位し迫力がある。高音域はivipQがよりシャープでハッキリとした特性を示す。

vs SIVGA Que(付属ケーブル同士比較)

低音域の重みと広がりは両者とも良好。ボーカルはSIVGA Queの方が前方で厚みがある。高音域はivipQがシャープでクール、Queは柔らかく分離感に優れる。

ケーブル交換による変化

Nici HiFi新ケーブル(アンバランス):低音がタイトに響き向上。ボーカルは前方化しクリアに、表現力が増す。高音は解像度と響きが大幅アップ。
ivipQ-566(バランス):低音がタイトに。ボーカルはわずかに前方化しクリアに。高音の解像度が向上。いずれも付属ケーブル比で大幅なレベルアップが図れる。

総評

ivipQ 10mmシングルDDは、「重量感のある低音」と「シャープな高音」の対比が印象的なイヤホンです。低音域が骨太で迫力のあるサウンドを構築しています。

特に「サブベースの沈み込み」と「クールでシャープな高音」が強みです。標準状態でもバランスの取れた音ですが、リケーブルによる効果の高さが魅力と言えるでしょう。

以下のような方に特におすすめします:

  • 重みのある低音とシャープな高音のバランスを求める方
  • ケーブル交換によるサウンドチューニングを楽しみたい方
  • 程よい距離感で自然なボーカル表現を好む方

スタンダードな性能を持ちながらも、ケーブル交換でそのポテンシャルを大きく引き出せる、可能性を秘めた1本です。自分の好みに合わせてカスタマイズしていく楽しみを味わえるイヤホンと言えるでしょう。

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