据え置き型DAC/AMP「FIIO K13 R2R」を、今回は「FIIO K9 AKM」と比較しながら、イヤホンとヘッドホンの両方で聴き比べてみました。
比較機材
- FIIO K13 R2R(据え置きDAC/AMP)
- FIIO K9 AKM
- イヤホン:OPENAUDIO SIREN 等
- ヘッドホン:MOONDROP PARA2
K9 AKMの良さ
- 女性ボーカルの温かみと艶感
- 音場の広さ
- 全体的に温かみのある音質
K13 R2Rの良さ
- 音の輪郭が明瞭
- 低音域の質感と高音域の解像度が高い
- 全体的にクリアで見通しの良い音質
K13 R2Rは「R2R=柔らかい音」という印象がありましたが、実際にはK9 AKMよりも輪郭がはっきりしており、解像度も高く感じます。
ヘッドホンでの比較(MOONDROP PARA2)
- K13 R2R:低音域に重みがあり、しっかりと出る
- K9 AKM:低音域はやや軽め
- 女性ボーカルはK9 AKMの方がわずかに前に出て艶感がある
- 高音域の輪郭はK13 R2Rの方がより明瞭
全体として、K13 R2Rはより現代的でクリアな方向性、K9 AKMは滑らかで温かみのあるサウンドという印象です。
さらに聴き込んでの印象
一番の違いは、K13 R2Rの低音域の重みと質感の良さ。
高音域もK13 R2Rの方がハッキリと聴きやすく、全体的に解像度が高い印象です。
一方で、女性ボーカルに関してはK9 AKMの方が艶やかで魅力的。
この点はK13 R2Rでも敵わない部分だと感じました。
最終的には好み次第ですが、価格を考えるとK13 R2Rのコストパフォーマンスは非常に高く、
多くの人がこちらを選ぶのも納得できる仕上がりだと思います。

