| イヤホン | 総合 | ボーカル | 高音 | 低音 | バランス | 解像度 | 音場 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| KZ Duonic Bass Improved Version | 7 | 6 | 7 | 6 | 7 | 7 | 7 |
レビュー環境
ケーブル
XINHS G88（バランス）
イヤーピース
DIVINUS VELVET
DAC/AMP
FIIO K9 AKM
サウンド特徴（Tuning Switches ALL ON）
低音域
軽めで厚みが少ない。量感は控えめ。
ボーカル表現
程よい距離感でクリア。やや腰高で厚みは少ないが、すっきりとした聴き心地が特徴。
高音域・解像度
分離が良く解像感がある。シャープな特性で、寒色系のクールな印象を与える。
基本特性
全体的に音の厚みが少ないが、価格帯を考慮すると良好な性能。解像度は標準からやや高めで音場も標準的。
イヤホン比較
vs KZ Axas
Axasは音のバランスが良く低音がしっかりしている。ボーカルは前方で艶やかさがある。Duonicは寒色寄りで高音域がよりシャープ。
チューニングスイッチ比較
スイッチ設定による変化
ALL ON： 最もバランスが良く、高音域のシャープさと解像感が活きる推奨設定。
ALL OFF： 全体的にこじんまりとした音に。低音がタイトになり、ボーカル域が若干強調され、高音域は柔らかくなる。
総評
KZ Duonic Bass Improved Versionは、1DD+トリプルマグネット平面磁気ドライバーを搭載したハイブリッドイヤホンで、「シャープな高音」と「軽快なサウンド」を特徴とします。
以下のような方に特におすすめします：
- 寒色系のシャープな高音を好む方
- 軽快で厚みの少ないサウンドを求める方
- チューニングスイッチで音質調整を楽しみたい方
付属ケーブルではなくXINHS G88を使用したレビューですが、価格帯を考慮すると十分に健闘している性能です。音の厚みを求める方には物足りなさを感じるかもしれませんが、すっきりとしたクールなサウンドを好む方には良い選択肢となるでしょう。
