| ケーブル名 | 総合 | ボーカル | 高音 | 低音 | バランス | 解像度 | 音場 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Nici HiFi-16S 金メッキ+希土類パラジウムメッキ+7NOCC+ケブラー繊維 | 11 | 11 | 11 | 10 | 11 | 11 | 11 |
提供元:Nici HiFi様
今回のレビューは主にNici HiFi-16との比較レビューです。
Nici HiFi-16 golden mantle sword(無印)のレビューはこちら
サウンド特徴(無印との比較)
低音域
タイトで沈み込みが増す。分離感があり、厚みも出る。
高音域
クリアで綺麗な音。上に伸びが良く、響きも良い。
女性ボーカル
無印同様に素晴らしい艶感。無印よりクリアで重心が僅かに上がり厚みも感じられる。
音の傾向
無印に対して寒色方向。クリアで少し硬めの音になる。
詳細比較(無印との比較)
vs Nici HiFi-16(Kiwi Ears ORCHESTRAⅡ使用時)
低音域はタイトになり沈み込みが増す。女性ボーカルはクリアになり、重心が僅かに上がり厚みが出る。高音域はクリアで綺麗な音に、響きが良い。16無印の方は高音域が柔らかい。柔らかいのも良いが、もう少し綺麗に伸びて欲しいなら16Sが良い。
vs Nici HiFi-16(SIVGA Que使用時)
低音域はタイトになり沈み込みが増す(無印は少し柔らかく広がりがある)。女性ボーカルはクリアになり重心が僅かに上がる。高音域はクリアで分離が良い。
vs Nici HiFi-16(CRINEAR DAYBREAK使用時)
低音域はタイトになり、沈み込みが良いので分離感がある。女性ボーカルはクリアになり重心が僅かに上がる。高音域は解像感が上がり、上に綺麗に伸びる。
vs Nici HiFi-16(QoA Adonis使用時)
高音域の伸びが良いので音場が広く感じられる。元々柔らかめの音なので、少し粒立ちの良いハッキリした音になる。
vs Nici HiFi-16(OpenAudio Siren使用時)
全体的に音がクリアで硬めの音になる。
番外比較
vs Culemi新ケーブル金(CRINEAR DAYBREAK使用時)
低音域は少し重み厚みが出る。女性ボーカルは温かみがあって艶感がある。高音域はCulemi新ケーブルのほうが分離が良く、ハッキリ聴こえる。
総評
NICEHCK HiFi-16S Xuanyuan Swordは、高い人気を誇る「16(無印)」に「S」を冠した進化モデルです。今回のレビューではこの2本の徹底比較をテーマに掲げましたが、16Sは単なるアップグレードではありませんでした。
16Sの最大の特徴は、「無印に比べ、やや寒色寄りに調整されたチューニング」にあります。低域はタイトに引き締まって沈み込みが増し、高域はクリアで美しい伸びを聴かせてくれます。女性ボーカルも明瞭度が上がり、重心がわずかに高くなることで、全体的に見通しの良いサウンドへと変化する印象です。
一聴して「おっ、良くなった」と感じやすいのは16Sの方かもしれません。しかし、無印が持つ独特の柔らかさに魅力を感じる方も多いはず。16Sは単なる上位互換ではなく、あくまで「キャラクターの異なる選択肢」です。
以下のような方に特におすすめします:
- 女性ボーカルの繊細なニュアンスや艶感にこだわりたい方
- 無印の音色を継承しつつ、もう少しクリアさが欲しい方
- 高音の伸びと解像感を重視する方
単純なアップグレードという言葉では片付けられない、絶妙なキャラクターの違い。ぜひ実際に聴き比べて、ご自身の好みを見つけてみてください。
