暫定レビューのため変更があるかもしれません。
| イヤホン | 総合 | 女性ボーカル | 高音 | 低音 | バランス | 解像度 | 音場 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Night Oblivion Longinus | 12 | 11.5 | 12 | 12 | 12 | 13 | 12 |
レビュー環境
ケーブル
付属ケーブル(バランス)
イヤーピース
DIVINUS VELVET
DAC/AMP
FIIO K9 AKM
※スイッチ設定:1-OFF / 2-OFF(デフォルト)
サウンド特徴
基本特性
12Sonion BA構成。圧倒的な分離感と解像度が特徴で、音が層になって聴こえる高い表現力を持ちます。中間から僅かに暖色寄りの質感です。
低音域
タイトで深く沈み込む、質感の高い低域。中低域はあっさりしており、過度な膨らみのないクリーンな鳴り方です。
女性ボーカル
極めてクリアで高い表現力を持ちます。配置は前には出すぎず、全体の調和の中で繊細に歌い上げるタイプです。
高音域
粒立ちが良く、クリアで見通しが良い。シャープすぎないため、高い解像度と聴きやすさがハイレベルに両立されています。
他機種との比較
vs ZiiGaat Luna / Arcanis
- Luna: Longinusの方が分離・解像感、音の厚みで勝る。Lunaはよりボーカルが前に出、高域がシャープ。
- Arcanis: Longinusはクリーンでタイト、音のつながりが良い。価格なりの圧倒的な解像度・音場の差を感じる。
結論:300-400ドルクラスと比較しても、一線を画す分離能力と質感の高さがある。
vs SoftEars VolumeS / TANCHJIM ORIGIN
- VolumeS: Longinusは解像度・分離のレベルが高い。VolumeSは中低域の広がりとボーカルの主張が強め。
- ORIGIN: Longinusはより滑らかでディティールが高い。ORIGINは前に出るボーカルの艶感が魅力。
スイッチ変更による変化
- 1-ON / 2-OFF: かなり低域寄り。中低域が前に出てくる。ややブーミーだが高解像度ゆえに違和感は少ない。
- 1-OFF / 2-ON: 重心が上がり高音域が主役に。女性ボーカルも若干前に出てくる。
- 1-ON / 2-ON: 低域・高域共に主張するドンシャリ傾向。ノリ良く楽しみたい時に最適。
※スイッチの効果は非常に分かりやすく、かつ全体のバランスを崩さないため、極めて実用的です。
総評
👍 良い点
- 圧倒的な解像度と、音が層になって聴こえる完璧な分離感
- 多ドラBAを感じさせない滑らかで聴き心地の良い高域
- 実用性が高く、バランスを崩さない高品質な物理スイッチ
- 価格相応の確かなレベルアップを感じさせる質感
👎 気になる点
- ボーカルを最優先で「目の前」に求める人には、少し位置が控えめ
- 非常に高価(定価699ドル)
💡 総括:どんな人におすすめ?
300-400ドルクラスのイヤホンから、明確な「解像度・分離感の壁」を越えたい方に自信を持っておすすめできる一台です。
特に、複雑な音の重なりを一つ一つ丁寧に描写する能力は圧巻。
物理スイッチの恩恵で低域寄りから高域重視までバランス良く調整できるため、自分の好みに合わせたハイエンドサウンドを長く楽しめるイヤホンだと感じました。

