PROS : 特徴的な低音・クリアな女性ボーカル・広めの音場
CONS : バランスの偏り・低音の籠もり感・一般向けではない
イヤホン | 総合評価 | 女性ボーカル | 高音 | 低音 | バランス | 解像度 | 音場 |
KBEAR KB03 | 6 | 8 | 7 | 8 | 3 | 8 | 8 |
🎧 基本構成+視聴環境
- ドライバー構成:1DD+1BA+1BC(3ウェイハイブリッド)
- 使用ケーブル:XINHS G88
- イヤーピース:DIVINUS VELVET
🔊 音質の特徴
「癖の強い低音とクリアなボーカルの奇妙な融合」が特徴。低音域は特定周波数で籠もって響く独特の癖があり、女性ボーカルは艶やかで前に出るが低音域の影響を受ける場合も。高音域は低音の特性に押され気味で、「ライブ音源向け」という特殊な適性を持ちます。
⚠️ 注意点
- バランス評価3点と極端に低いのは、低音の癖が全帯域に影響するため
- 一般的な音楽再生には不向き(特定ジャンル/ライブ音源限定)
- 前作KB02ユーザーには大きな変更点
🎵 推奨使用シーン
- ライブ録音音源の再生
- 低音の特徴を活かした特殊用途(ゲーム効果音など)
- サウンド特性の研究・分析用
📝 総評
「市場の常識を逸脱した実験作」と評すべき特異なサウンド。一般的なイヤホン評価基準ではバランスの悪さが目立ちますが、「ライブ録音の臨場感再現」や「低音の特殊な響きを楽しむ用途」では意外な実力を発揮します。
「型破りなサウンドに耐性がある上級者」や「音響特性の研究目的」に限り、好奇心を刺激する一台と言えるでしょう。