PROS : サブベースの沈み込み。
CONS : ボーカルが暖色傾向でクリアでない。初代心鏡と方向性が違う。
イヤホン | 個人総合評価 | 女性ボーカル | 高音 | 低音 | バランス | 解像度 | 音場 |
HZSOUND HeartMirrorPro | 6 | 6 | 6 | 8 | 6 | 6 | 7 |
10mmCNT(カーボンナノチューブ)ダイナミックドライバーのイヤホン。
心鏡のチューニングとケーブルをアップデートしたバージョン。
箱出し付属ケーブルとイヤピは前作でも使っていたSednaEarfitCrystalで。
前の心鏡に比べて低音、特にサブベースがしっかり出ていて低音に厚みがある。
その分全体的に音の重心が低くなって、中高音のキラメキ感がなくなっている印象を受ける。
寒色系の高音に突き抜けた以前のバージョンからバランスがとれた暖色系にかなり変化したよう。
前のより大分女性ボーカルが埋もれちゃっている気がする。
エージング7時間程。
音場が少し広くなった気がする。やはり低音が厚め、ボーカルはあまり前に出ない。高音が普通で暖色系。
エージング24時間程。
音に変化を感じないのでここでエージング止め。そして前作と違いすぎるので比較も止め。
イヤピースをFinalEtypeに変更。こちらの方が音に少し立体感が出て、低域寄りのイヤホンの心鏡Proに合う。
追記:100時間弱程エージングしたがやはり変わらず。
心鏡に比べて中高音域や女性ボーカルの解像度が低いのが厳しい。
低音、特にサブベースあたりの超低域?が非常によく出ている。
沈み込み弾力があり、広がるというよりはタイトな超低域。
中高域にはそれほど特徴があるようには感じない。解像度も価格から考えて普通に思う。
女性ボーカルはそれほど前にはでず、表現力・クリアさも価格なりに感じる。
自分の聴いたことのある数少ない低音域強めのイヤホンと比較
KZ DQ6Sと比較。
DQ6Sは低音の広がりがあり、心鏡Proは低域がタイトで引き締まる。女性ボーカルのクリアさや中高音域は心鏡Proの方が出ている。
KBEAR Auroraと比較。
低域の量感や広がりや解像度はAuroraの方が上。高域は心鏡Proの方が出ている。女性ボーカルは同じくらいの印象。
NICEHCK C4-3にリケーブル。
中高域の細かい音も拾うように。女性ボーカルが若干クリアになって艶が出る。超低域が自然に広がる。
その他のリケーブルでも良い方向になる場合が多かったので個人的にはリケーブルオススメ。
心鏡が好きでその上位版を期待している人にはオススメできないので止めたほうが良い。
サブベースが好きな人にオススメできるイヤホン。