| イヤホン | 総合 | 女性ボーカル | 高音 | 低音 | バランス | 解像度 | 音場 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ZhuAudio 青鸞(セイラン)Z4 2026年版 |
7 | 7 | 6 | 6 | 7 | 6 | 7 |
レビュー環境
サウンド特徴
基本特性
全体的に柔らかく、刺激を抑えた暖色系のサウンドです。解像度と音場は標準的ですが、聴き疲れしにくく、長時間のリスニングや作業中の使用に向いています。
低音域
低域の量感はやや軽めで、輪郭には丸みがあります。強いパンチや深い沈み込みを押し出すタイプではなく、角の取れた優しい音です。
女性ボーカル
女性ボーカルはやや前へ出て、比較的クリアに聴こえます。重心は低めで刺さりも少なく、落ち着いた歌声をゆったりと楽しめます。
高音域
高域は柔らかく落ち着いた表現です。鋭さや強い煌びやかさは控えめですが、音の分離は感じられ、刺激を抑えながら必要な情報を伝えています。
ノズルによる音質変化
初期ノズル
柔らかく刺激の少ない暖色系の音です。輪郭や明瞭さを強調せず、穏やかに音楽を流してくれるため、作業中の聞き流しや長時間の使用に適しています。
Musical Instrumentノズル
初期ノズルよりも重心が低くなり、低域はさらに柔らかく、響きのある音へ変化します。その響きによって音場が広く感じられることもありますが、楽曲によっては少し籠もったように聴こえる部分があります。
Human Voiceノズル
低域はややタイトになり、女性ボーカルがクリアになって前へ出ます。高域にも明瞭さが加わり、全体的にすっきりとした音へ変化します。
初期ノズルが暖色寄りすぎると感じる場合や、女性ボーカルを中心に聴きたい場合に適したノズルです。個人的には基本的にHuman Voiceノズルを使用し、作業中に聞き流したいときは初期ノズルという使い分けが良さそうに感じました。
イヤーピースについて
本機では音質差よりも、耳に正しくフィットすることの方が重要に感じられたため、イヤーピースによる比較は行っていません。筆者は左右の耳穴の大きさがわずかに異なり、5サイズ程度から選べるイヤーピースでなければフィットしにくいため、今回はELOIT VELVETを使用して評価しています。
総評
- 全体的に柔らかく、刺激が少ない
- 女性ボーカルが落ち着いていて聴きやすい
- 長時間のリスニングでも疲れにくい
- 作業中の聞き流しに使いやすい
- ノズル交換で音の方向性を調整できる
- Human Voiceノズルでは女性ボーカルの明瞭さが向上する
- 解像度と音場は標準的
- 初期ノズルでは全体的な明瞭さが控えめ
- 低域の重みや強いパンチは少ない
- Musical Instrumentノズルでは籠もりを感じる場合がある
- 鋭い高域や高い解像感を求める方には物足りない可能性がある
ZhuAudio 青鸞(セイラン)Z4(2026年版)は、全体の角を丸めた柔らかさと、刺激の少ない聴きやすさが特徴のイヤホンです。低域から高域まで強い主張を避けた暖色系の音で、長時間でも疲れにくく、作業中の聞き流しにも向いています。
初期ノズルは穏やかでリラックスした音ですが、明瞭さを求める場合はHuman Voiceノズルが良好です。女性ボーカルが前へ出て、高域もクリアになるため、普段使いではHuman Voiceノズルが最もバランス良く感じられました。
解像度や高域の鋭さよりも、優しく聴ける音や女性ボーカルの聴きやすさを重視する方におすすめです。集中して音を聴きたいときはHuman Voiceノズル、作業中に穏やかに流したいときは初期ノズルという使い分けも楽しめます。

