Kiwi Ears ORCHESTRA Ⅱ

イヤホン 総合 ボーカル 高音 低音 バランス 解像度 音場
Kiwi Ears ORCHESTRA Ⅱ 11-12 11 11 10 11 12 11
レビュー環境
ケーブル
付属ケーブル(バランス)
イヤーピース
DIVINUS VELVET
DAC/AMP
FIIO K9 AKM

サウンド特徴

低音域

沈み込みがあり重みを感じる音。分離が非常に良く、クリーンで質感の高い低音が特徴。

ボーカル表現

非常にクリアで分離が良い。コーラスの聴きやすさが際立ち、没入感のあるサウンド。

高音域・解像度

綺麗で伸びがあり、温かみも感じられる音。キンキンとした刺激はなく、洗練された高音が特徴。

基本特性

10カスタムBA搭載。解像度高く分離が良い。音場は広めで、聴き心地の良さが際立つ。

イヤホン比較

vs SoftEars VolumeS

低音域はORCHESTRAが質感高いが量感は控えめ。ボーカルの分離感はORCHESTRAが優れ、コーラスが非常に聴きやすい。高音域はORCHESTRAがシャープで広がりがある。VolumeSはやや暖色寄り。

vs ZiiGaat Luna

分離感と高音域の広がりはORCHESTRAが優れる。低音の質感はLunaが良く、ボーカルはLunaが重心低く艶やか。ORCHESTRAはボーカルがクリアで高音の伸びが特徴。

ケーブル交換による変化

各ケーブルでの特性変化

NICEHCK Engr.CuAgHYB: 低音に重みと弾みが加わり、ボーカルは前方化、高音は広がりが増し音場が拡大。
Nici HiFi-20: 低音の主張と重みが増し、ボーカルは前方化。高音は付属ケーブルの方がハッキリして伸びがある。
XINHS BC10: 低音に重みと厚みが加わりパワフルに。ボーカルは前方で艶やかに。高音は大きな変化なし。
付属ケーブルは穏やかな音でレベルが高く、無理にリケーブルする必要はない。

総評

Kiwi Ears ORCHESTRA Ⅱは、10カスタムBAを搭載したマルチドライバーイヤホンで、「卓越した分離感」と「優れた解像度」を特徴とします。

SoftEars VolumeSやZiiGaat Lunaといったトップクラスのイヤホンと比較しても遜色ない性能を発揮します。特に音の分離の良さと聴き心地の良さが際立っており、つい長時間聴き込んでしまう魅力があります。

以下のような方に特におすすめします:

  • 最高峰の解像度と分離感を求める方
  • 広い音場と没入感のあるサウンドを好む方
  • 高完成度の音をすぐに楽しみたい方

付属ケーブルを使用したレビューですが、付属ケーブル自体が非常にレベルが高く、穏やかでバランスの取れた音を提供しています。まさにオーケストラの名に恥じない、壮麗で精緻なサウンドを楽しめる一本と言えるでしょう。

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