LETSHUOER Z12

イヤホン 総合 女性ボーカル 高音 低音 バランス 解像度 音場
LETSHUOER Z12 9 9 9 10 9 9 9

レビュー環境
ケーブル
付属ケーブル(バランス)
イヤーピース
ELOIT VELVET
DAC/AMP
FIIO K9 AKM

Z12 注目ポイント

14.8mmの大口径平面磁気ドライバーを搭載したモデル。名機S12をベースに低音域のチューニングが強化されており、全体のサウンドバランスが向上しています。登場から年月が経った現在でも十分に通用する完成度を備えた1本です。

サウンド特徴

基本特性

若干寒色寄りのトーンを持ちつつも、低域が力強く支えるバランスの良い音作り。解像度はやや高めで、音場もやや広く見通しの良い空間が広がります。

低音域

タイトで適度な重みがあり、沈み込みもしっかり感じられます。クリーンでありながら厚みと主張を備えた、高評価にふさわしい質の高さです。

女性ボーカル

比較的前に定位し、クリアで高音域まで綺麗に伸びます。重心はやや高めで、ほんのりとした艶感と伸びやかさを兼ね備えています。

高音域

平面駆動らしい解像度の高いクリアでハッキリとしたサウンド。若干シャープな質感を持ち、綺麗に伸びる高域です。

他機種との比較

vs 7Hz Timeless II

Z12は低域にやや沈み込みがあり、女性ボーカルは重心が高めで前めに出る位置関係です。
Timeless IIは低域がよりタイトでパンチがあり、ボーカルも艶感と伸びで勝ります。高域もTimeless IIの方が厚みと広がりのある鳴り方です。

vs CVJ Nozomi

どちらもクリーンでタイトかつ重みのある低域と前めに出るボーカルを持ちますが、Z12はボーカルにほんのりとした艶感があります。
高域に関しては、Z12が解像感と伸びを意識させる鳴り方であるのに対し、Nozomiは空間的な広がりを重視した響きです。

vs BEEPAudio Azure

Z12はしっかりとした沈み込みと重みのある低域クリアで伸びるボーカル若干シャープで伸びやかな高域が特徴です。
Azureはボーカルの重心がやや低めで艶感があり、高域も優しく柔らかい音作りのため、Z12の方がよりハッキリとしたレスポンスを感じられます。

vs CRINEAR DAYBREAK

DAYBREAKと比較すると、DAYBREAKはノイズの少ないクリアなサウンドと広い音場表現を備えており、全体的なレベルの高さが際立ちます。

総評

👍 良い点

  • S12から強化された、タイトで沈み込みのある上質な低音域
  • 平面駆動らしい高解像度でハッキリとしたクリアな高域
  • くっきりと前に出る、伸びやかでクリアな女性ボーカル
  • バランスが良く、寒色寄りですっきりとした空間表現

👎 気になる点

  • 最新の競合機種(Timeless II等)と比較すると、高域の厚みや広がりで一歩譲る場面も
  • 全体的に寒色寄りでハッキリした音のため、温かみや柔らかさを求める楽曲にはややシャープに感じる場合がある

💡 総括:どんな人におすすめ?

4年前の平面駆動モデルながら、今聴いても完成度の高さを実感できるイヤホンです。ベースとなったS12の解像感や高域の伸びはそのままに、低域の重みや沈み込みが補強されたことで、よりオールラウンドに楽しめるバランスに仕上がっています。

タイトでレスポンスの良い低音と、クリアでハッキリとした中高域を両立したサウンドを求めている方に適したモデルです。

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