SIVGA Lyrebird 琴鳥

イヤホン 総合 女性ボーカル 高音 低音 バランス 解像度 音場
SIVGA Lyrebird 琴鳥 8 8 10 7 7 10 8

レビュー環境
ケーブル
付属ケーブル(バランス)
イヤーピース
ELOIT VELVET
DAC/AMP
FIIO K9 AKM

Lyrebird 琴鳥 注目ポイント

10mmDD + 1BA + 1MPD + 1PZTというクアッドハイブリッド構成を採用したモデル。クリアでディテールの高い高音域と独特な開放感が特徴的な反面、音の厚みや音場表現において癖がある個性派の1本です。

サウンド特徴

基本特性

重心が高く開放感があるものの、上への伸びを感じにくくかなりあっさりとした音。低音の響きが少なく音の分離も弱いため迫力に欠け、音場にどうしても違和感を感じてしまうバランスです。

低音域

タイトでパンチはあるもののやや軽めで量感は少なめ。響きがあまりないため重みや沈み込みがなく、力強さや迫力を求めるリスニングには向きません。

女性ボーカル

線はやや細めですが、やや前傾でクリア、艶も感じられます。伸びやかさや豊かさよりもさっぱりとした音のイメージです。

高音域

非常にクリアでディテールが高く伸びやか。分離感は弱めですが、解像感が高く聴き応えのある音です。

他機種との比較

vs SIVGA Que

Lyrebirdは低音がややタイトですが高域がクリアでシャープ、ディテールが高いものの、かなりあっさりとした質感で音の厚みに欠けます。
Queは低域に厚みと重みがあり、ボーカルの厚み・艶、高域の広がりも含めて全体的にQueの方が好印象です。

vs KEFINE Klean SV

Lyrebirdはクリーンでタイトな低音と、クリアで解像感が高く金属音が綺麗な高域が強みです。
Klean SVは低域の沈み込みがあり、女性ボーカルの厚みも若干上回ります。

vs CRINEAR DAYBREAK

Lyrebirdはボーカルの重心がやや高め高域にハッキリとした主張があります。
DAYBREAKは低音の重みやディテールが高く、ボーカルの厚み・艶感、分離の良さや高域の伸びなど、全体的な質感で一歩上を行きます。

vs CVJ Nozomi

Lyrebirdはクリーンかつタイトな低音クリアで解像感に優れた高音域を持っています。
Nozomiは低音の重みが上回り、女性ボーカルもより前めに出て厚みを感じさせます。

総評

👍 良い点

  • ディテールが非常に高く、金属音が特に綺麗なクリアな高音域
  • 雑味がなくスッキリとした透明感
  • 独特の開放感がある見通しの良さ

👎 気になる点

  • 低音の量感が少なく響きや迫力に欠け、音の分離も弱い
  • 女性ボーカルを含め、全体的に音の厚みが薄く物足りない
  • 重心が高く開放感があるものの縦方向の伸びを感じず、音場が広いとは言えない

💡 総括:どんな人におすすめ?

高音域のクリアさや金属音のディテール感は非常に優秀なものの、低域の量感不足や音の薄さ、そして特有の音場表現により明確に違和感や好みが分かれる機種です。

迫力や低音の深み、濃密なボーカル表現を求める方には向きませんが、非常にあっさりとした質感と高域の繊細な描写力を最優先したいマニア向けのイヤホンと言えます。
個人的には同ブランドであればQueの方が素直におすすめできます。

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