NICEHCK Engr.Chow 7N単結晶銅+銀メッキ7N単結晶銅ケーブル

ケーブル名 総合 女性ボーカル 高音 低音 バランス 解像度 音場
NICEHCK Engr.Chow
7N単結晶銅+銀メッキ7N単結晶銅ケーブル
10 9.5 9.5 10 10 9.5 10

サウンド特徴

低音域

タイトさとしなやかな厚みの双方を覗かせる、柔軟な描写力を持っています。中低域はもたつかず、比較的あっさりとした質感にまとまります。

女性ボーカル

歌声がスッと近くに感じられる、一歩前へと迫る定位感が大きな特徴です。クリアで見通しが良く、特に高い音の成分が綺麗に抜けていく心地よさがあります。

高音域

優れた分離感とともに、上方向へのスッキリとした伸びやかさを確保。過度なキツさを抑えつつ、見晴らしの良い抜け感をプラスしてくれます。

音の傾向

ボーカルの近さと、上方向への開放的な広がりが両立したサウンドです。ステージがダブつかず、すっきりとした縦のレンジ感を感じさせやすいキャラクターに仕上がっています。

詳細比較(SIVGA Queを使用)

vs NICEHCK SincSecond
低音本機の方が中低域があっさりとしており、クリーンかつタイトに引き締まった表情を見せます
ボーカル本機はくっきりとクリアに前に出てくる定位。高い音の成分が特に綺麗に描写されます
高音上方向への伸びと確かな分離感があり、この開放感によって音場空間もより広く感じられます

vs Nici HiFi Interstellar No.1
低音No.1と比べると、本機の方が豊かな厚みと心地よい響きを伴った鳴り方をします
ボーカル本機の方がわずかに前寄りに位置取りますが、高い音の伸びやかさや綺麗さはNo.1にやや分があります
高音どちらも優れた分離を見せますが、上への突き抜けるような伸びに関してはNo.1が少し上回る印象です

vs GY HiFi-40
低音40がややタイトに整理されるのに対し、本機はわずかに強めでしっかりとした厚みが乗ってきます
ボーカル本機の方が一歩近くで歌ってくれる感覚がありますが、クリアさ自体は40の方がやや引き立ちます
高音40の方が全体的にややクリアで、メリハリのあるハッキリとした輪郭を描き出すトーンです

vs ivipQ-A19
低音A19の方がボトムの厚みを少し強めに引き出し、どっしりとした安定感を与えてくれます
ボーカル本機の方がほんの僅かに前に出てきますが、全体の見通しのクリアさはA19が一歩リードします
高音本機はわずかにシャープさを含んだ響きを放ちます。空間の自然な広がり感はA19の方が得意な印象です

総評

「眼前に迫るクリアなボーカルと、上方向へ抜ける開放的なステージング」

NICEHCKの「Engr.Chow」は、7N単結晶銅と銀メッキ7N単結晶銅を組み合わせたハイグレード構成のケーブルです。一聴して最も印象的なのは、女性ボーカルが近くに感じられる抜群の距離感と、上方向へのスッキリとした音抜けがもたらす開放的なサウンドバランスです。

中低域が必要以上に膨らまないため空間のクオリティが維持されやすく、結果として高域の優れた分離感や上方向への開放感、そして広がりのある音場空間をしっかりと体感できる仕上がりになっています。歌い手の高い声の成分が濁らず綺麗に抜けていく感覚が強みと言えます。

強烈なメリハリや濃密な艶感で個性を主張するタイプではありませんが、全体的なレベルも高く、とても扱いやすいケーブルです。

▼ おすすめの組み合わせ・目的

  • 遠くに引っ込みがちだった女性ボーカルを、近い位置へ定位させたいとき
  • 中低域のダブつきを綺麗に整理し、見通しの良いクリーンな空間を作りたいとき
  • 上方向への心地よい音抜けをプラスし、開放感のある爽やかな音場を楽しみたいとき
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