iBasso Jr. KLEE

イヤホン 総合評価 女性ボーカル 高音 低音 バランス 解像度 音場
iBasso Jr. KLEE 7 7 8 8 7 7 7

PROS

  • 高音域は分離が良く、ハッキリした表現
  • リケーブル効果が高めで、音質の改善が望める

CONS

  • 解像度・音場は標準的で突出した特徴は少ない
  • ブレスが控えめで表現が抑えられがち

🎧 ドライバー構成と視聴環境

  • ドライバー構成:10mmダイナミックドライバー(リチウムマグネシウム合金ダイヤフラム)
  • 使用ケーブル:付属バランスケーブル
  • イヤーピース:DIVINUS VELVET

🔊 音質傾向

iBasso Jr. KLEE 5100は、リチウムマグネシウム合金ダイヤフラムを搭載した10mmDDイヤホンです。
低音域は柔らかく弾力感があり、程よい重みを持ちつつもタイトにまとまっています。
女性ボーカルはやや前に出る傾向があり、重心は低めで刺さりにくく聴きやすいですが、ブレスは抑えられてあまり目立ちません。
高音域は分離が良く、ハッキリとした輪郭を描きます。解像度や音場は標準的で、ボーカル主体のフラット寄りなバランスが特徴です。

🎼 比較試聴

  • SIVGA Que:Queの方が解像度・ディティールが高く、音場も広い。低音は自然な広がり、女性ボーカルもクリアで艶がある。KLEEはややタイトで、高音は少しハッキリ目。
  • SIMGOT EA500LM:EA500LMは低音の質感が良く、女性ボーカルも前に出てクリア。高音域の分離感や広がりも優秀で、解像度も高め。KLEEはより素直な表現。

🔌 リケーブル効果

Nici HiFi MilkyWayにリケーブルすると、低音域の重みが増し、女性ボーカルがより前に出てクリアになります。
また、高音域の解像度や分離感も向上し、全体のバランスがより洗練されます。
リケーブル効果がしっかり感じられるイヤホンです。

📝 総評

iBasso Jr. KLEE 5100は、フラット寄りでボーカルを中心にしたバランスの良いイヤホンです。
派手さはありませんが、柔らかく弾力のある低音とハッキリとした高音の表現で安定したリスニングが可能です。
解像度や音場は標準的ですが、リケーブルで明確な改善が得られる点は大きな魅力。
同価格帯ではSIVGA QueやEA500LMと比較して劣る部分もありますが、素直な音を楽しみたい方に向いたイヤホンです。

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