CRINEAR Reference《PR》

イヤホン 総合 女性ボーカル 高音 低音 バランス 解像度 音場
CRINEAR Reference 11 10 10 10 12 12 11
レビュー環境
ケーブル
付属ケーブル(バランス)
イヤーピース
DIVINUS VELVET
DAC/AMP
FIIO K9 AKM
提供:AliExpress様
Reference 注目ポイント

2ダイナミックドライバー(2DD)+3バランスドアーマチュア(3BA / Sonion+Knowles製)を搭載したハイブリッド構成。その名の通り、誇張のない高い原音再現性を目指したリファレンスモデルです。

サウンド特徴

基本特性

どの音域も突出させず、極めてバランス良く綺麗に鳴らすフラットな傾向です。解像度は高く、音場もやや広め。ノリの良さを前面に出すタイプではなく、丸みを帯びた優しく丁寧な描写が光ります。

低音域

非常にクリーンで見通しの良い低音です。ガチガチにタイトすぎず、音の角がほんのりと丸みを持った質感豊かな鳴り方をします。

女性ボーカル

非常にクリアな視界を持ちつつ、重心をやや低めに置いた落ち着きのあるトーンです。嫌な刺さりや刺激がほぼ皆無なのも大きな強みです。

高音域

ディテールが非常に高く、細やかなニュアンスまで綺麗に再現します。こちらも角を落とした優しめのタッチで、滑らかに響きます。

他機種との比較

vs CRINEAR DAYBREAK

ReferenceはDAYBREAKと比較して、低域がクリーンかつタイトで、高域のディテール描写も一段上です。DAYBREAKもクリアですがReferenceの後だと僅かに粗さを感じ、低域に少しぼやけた広がりがあります。ただ、ボーカルや高域の「前への押し出しやシャープな伸び」はDAYBREAKの方が強めです。

vs THIEAUDIO Hype4 MKⅡ

Hype4 MKⅡの方が低域のパンチ感があり、ボーカルも重心が高めで、高域もシャープかつ主張のある鳴り方をします。Referenceは全体的に優しく落ち着いた、刺激の極めて少ないトーンが特徴。分離感が優秀なため、大人しい音調でも音場が狭く感じることはありません。

vs NICEHCK NX8Ti

Referenceは非常にクリアで均整の取れた質感。対するNX8Tiは、低音域にさらにしっかりとした力強い重みがあり、女性ボーカルもより前へと出て艶やかに歌い上げます。高域についても、NX8Tiの方がやや粗削りながらもしっかりとした伸びと主張を感じさせます。

vs Binary EP321

Referenceは丸みを帯びつつやや厚みのある低域、重心低めで優しいボーカル、柔らかめの高域という落ち着いた構成。EP321はよりタイトでパンチのある低域を持ち、ボーカルも高重心で高く綺麗な声を聴かせ、高域はシャープに上へ突き抜ける、対照的なキャラクターです。

リケーブル検証

ivipQ A15

低音域がキュッとタイトに締まることで心地よいパンチ感が出現します。女性ボーカルは少し前へと引き出され、細かなニュアンスや歌唱の表情が一段と聴き取りやすくなります。高域もクリアでシャープな質感へと変化し、元のモニター調から、一歩リスニング寄りの楽しい音質へとシフトさせることができます。

総評

👍 良い点

  • 特定の音域を出しゃばらせない、極めてニュートラルで美しい帯域バランス
  • 高い解像度と細部まで見通せるディテールの高さを、優しい質感で両立
  • 耳に刺さる成分や刺激が徹底的に抑えられており、長時間の試聴でも全く疲れない

👎 気になる点

  • 楽曲に派手なノリの良さ、強烈なアタック感、シャープな鋭さを求めるシーンには大人しすぎる可能性
  • 低音のタイトなキレや、高域の上方向への突き抜けるような伸びを最優先する人にはマイルドに感じることも

💡 総括:どんな人におすすめ?

全ての音域を強調することなく、均一かつ綺麗に描き出すその姿勢は、まさに「Reference(リファレンス)」の名の通り、基準機として手元に置いておくのに最適な一本です。
大人しいサウンドでありながらも、決して退屈で聴き応えがないわけではなく、優れた解像度と音場の広さ、そして丸みを帯びた美しいトーンで楽曲の魅力をストレートに伝えてくれます。
もし少し遊び心やリスニング向けの楽しさを加えたくなった場合でも、リケーブルすることで、元の優れたバランスをベースにタイトさやボーカルの明瞭度を引き出せるポテンシャルを秘めています。

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